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井戸掘りの基礎知識

井戸掘りのしくみのイラストです。

◯井戸を掘る前に・・・

井戸を掘る前にまずは情報収集をしましょう。あなたが井戸を掘ろうとしている地域に古くからの井戸がありますか。それは手堀の数メート ルの深さの井戸の事ではありません。もっと深く、直径は10センチメートル位の井戸で、竹がケーシングとして使われているかも知れません。このような井戸 が近隣にあれば井戸掘りの成功の確率は高くなります。井戸の深さが分かればなおいいのですが、巻き尺を降ろした場合、竹の節の部分に引っかかたりして抜け なくなることがありますから注意が必要です。
しかし、あなたの掘ろうとしている地域に全く井戸がないという場合、慎重な調査が必要です。なぜ井戸がないのでしょうか。沢水などが豊富で井戸が必要とさ れなかったのか、あるいは井戸を掘るのが困難な地域だったのでしょうか。掘っても水が出ない地域なのでしょうか。お住まいの地域の状況をくわしく調べて下 さい。井戸掘りが困難な場所ならば良く考えてみた方が良いでしょう。

◯どれくらいの深さの井戸を掘るべきか?

深い井戸を掘ってみたいと思うのは井戸掘りに挑戦するものとしては当然です。しかし欲を出さいないのが成功の秘けつです。普通は40 メートルも掘れば十分です。

深く掘ったからといって良い水が出るわけではありません。また井戸は掘ればそれで終わりというわけでもありません。ケーシング(パイ プ)の挿入も素人には難しい作業となります。50ミリ位のパイプは軽いのであまり問題になりませんが、100ミリのパイプを使用する場合は重いので慎重に 作業しなければなりません。

◯水は何メートル掘れば出るのか?

各地で条件が違っていますので、一概にはいえませんが、多くの場合20m〜40mで出るようです。山中などの場合はあてはまらない場合 もあります。しかし山中に掘った井戸で自噴したということもあります。近くのより高い山が地下水の源になっていたのです。井戸掘り業者は水量不足を心配し てより深く掘る場合があります。近くに住む人が業者に60mの井戸を掘ってもらったからといって、必ずしも60mまで水脈がないというわけではない事がし ばしばあるのも事実です。

 

◯小型井戸掘り機で日本中どんな所でも掘れるのか?

初心者を対象に話を進めたいと思います。これは難しい質問ですが、素人が避けた方が無難なのは「れき層」です。つまり砂利の層が数メー トルに渡ってある場合は業者にまかせた方が良いでしょう。砂利は業者でも難しい条件です。大きな川の周辺では地下に砂利の層があることが多いです。もしこ のような地層に挑戦する場合は少し慣れてからにしたほうが無難です。砂利の地層はかなりハードルが高いですが、一方かこう岩などの硬い岩などは、時間がか かりますが、特別のビットを使えば掘る事ができます。

◯水はどの地層にあるのか?

地層は大きく分けて粘土、シルト(粘土より粒子が荒く砂より細かい物)、砂(1/16〜2ミリ)、れき、に区分できます。粘土やシルト は粒子が細かいので水は含まれません。水は砂やれき層に含まれます。また岩石の割れ目に水がたまっていることがあります。しかし初心者には水があるのかど うかを見極めるのが難しいのです。普通は砂が上がってきたら、水のある地層に入ったと判断します。見極める事ができるようになるにはある程度経験が必要で す。できれば初めは経験者に教えてもらう事です。

 

 

◯深い井戸ほど水質は良いのか?

深い井戸程水質が良くなると一般には思われがちですが、深さと水質は関係がありません。所にもよりますが深い程鉄分が強いという所もあ ります。また岩の中にある水はいかにも良い水と思いがちですが、その岩に含まれる特定のミネラルが溶け出して、くせのある水になっているということもあり えます。

 

◯井戸を掘る時の注意点は?

地域により井戸を掘る事が規制されている地域があります。家庭用の井戸くらいならば問題がないようですが、心配な場合は役所に尋ねて下 さい。

◯井戸は自噴するものか?

井戸というと、こんこんと湧き出るものと考えてしまいがちですが、井戸は全てが自噴するわけではありません。同じ地域でも自噴する井戸 とそうでない井戸があったりします。その水脈の源が高い所ならば自噴する可能性があります。しかし汲み上げが多い地域では地下水不足になっている事もあり ます。汲み上げを止めれば自噴が始まることもあります。

 

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